「まだあった」——そう書いて終わった前回の夜に届いたのが、これだった。

露茜(つゆあかね)と、ニコニコット。
梅とあんずの苗。
この2本を選ぶことになったのには、少し前置きがある。
母の梅酒の話
実家の母は、毎年梅酒を作っていた。
近所から「処理しきれない」と梅をもらう。
母も処理しきれないので梅酒にする。
できた梅酒をまた近所に配る。
うちにも送られてくる。うちも近所に配る。
そういうループが、毎年あった。
母は糖尿病なので、氷砂糖を少なめにして作っていた。
それが結果的によかったらしく、
市販品より酸味がある、という点が軒並み好評だった。
甘党の人にはサイダー割りを勧めると喜ばれた。
その母が、高齢を理由に今年で梅酒をやめようとしている。
何となく、自分でも梅を植えようかと思った。
そのくらいの気持ちだった。
どうせなら、面白い梅がいい
植えるなら普通の梅でもよかった。
でも探していたら、赤い梅酒ができる梅があると知った。
それが露茜だった。
果皮も果肉も赤く、梅酒にすると鮮やかな紅色になる。
シソを入れなくても赤くなる。
母の梅酒は透き通った琥珀色だったけど、
自分が作るならこれにしようと思った。
ポチってから気づいた。
露茜は自家結実性が不良で、ひとりでは実がならない。
受粉樹が必要だった。
調べたら、アンズが受粉樹として向いているとわかった。
どうせなら美味しいアンズを、と探して出てきたのがニコニコット。
甘くて豊産性で、生食もできる品種らしい。
ポチってから2本になった。
まあ、そういうこともある。
届いた翌朝、外に出して仕事に行った
水をあげて、出かけた。
帰ってきたら、株元がカラカラだった。
ポット苗は乾きやすい。わかってはいた。
でもこれじゃ、毎日仕事中に気が気じゃなくなる。
その日のうちに鉢上げした。
いつもの3種で配合した
うちにある土は、鹿沼土・ピートモス・バーミキュライトの3種類だけ。
梅とあんずは保水力もある程度ほしいので、
AIに聞いて比率を調整して、鹿沼土4:ピートモス4:バーミキュライト2で配合した。
鉢上げした

ニコニコット(左)と露茜(右)。
ラベルをつけておかないと、絶対どっちかわからなくなる。
並べると、葉の色がだいぶ違う。
ニコニコットは黄緑がかっていて、
露茜は新葉に少し赤みが出ている。
同じバラ科でも、こんなに違う。
鉢上げが終わった夜
玄関先に並べて、水をたっぷりあげた。
今度は仕事中も気になる、という状況は回避できる。
実がなるのは早くて数年後。
母の梅酒に追いつくのは、もっと先の話だと思う。
でも、赤い梅酒ができたら一本送ってみようかと思っている。
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今日も角砂糖ひとカケ🧊
砂糖少なめでも、笑顔は増やせる。

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