🌱庭のつづり

ボケの枝と、ちょっとした死闘。

剪定するのは好きだ。

バッサリ切る。
すっきりする。
ちょっと冒険したヘアカットみたいな、あの感じ。

問題は、そのあと。


切った枝が、そこにある。

ゴミ袋に入れようとすると、袋がズタズタになる。
細かく切り刻もうとすると、今度は手が死ぬ。

特にボケの枝。
あいつの棘は本気だ。
「剪定したいなら覚悟しろ」くらいの圧がある。

結局いつも、後処理で達成感が半減する。


マルチ作戦に切り替えた時期もあった。

細かく刻んで、根元にばらまく。
土に還るし、保湿にもなる。理にかなってる。

ただ、「細かく刻む」が普通に重労働だった。


そこで知った、ガーデンシュレッダーというもの。

枝をぶち込むと、チップにしてくれる機械。
これは便利そう、と思ったら、
サイズもお値段も、わたしには優しくなかった。


調べてみると、自治体によっては貸し出しをやっているらしい。

へえ、と思って探したら、あった。


ただ、借りてみてわかったことがある。

貸し出し期間は、思ったより短い。
そして、爆音が出る。

機械を動かせる時間帯というものが、
近隣への配慮を考えると、けっこう限られる。

朝イチはだめ。夜もだめ。
返却期限と、使える時間帯と、自分のスケジュール。
三つ巴で日程を組む羽目になった。

これはこれで、ちょっとした死闘だった。


借りてきたのがこれ。

剪定した枝の山

KYOCERAの、キャスター付きの本格的なやつ。

KYOCERAのガーデンシュレッダー

ぶち込む。

チップになる。

チップになった枝

これが、あの枝の山。

ボケの枝の棘も、シュレッダーには関係なかった。

快適すぎて、ちょっと笑った。


チップはそのまま根元にばらまいた。
保湿になるし、土に還る。
去年まで手で刻んでたのが、なんだったんかという気持ち。

そして気づいたら、
もっと枝を切りたくなっていた。

シュレッダーが楽しすぎて、
おかわりしたくなる。

危なかった。
あともう少しで、ハゲ庭を作るところだった。


自治体のシュレッダーを借りるときのコツ

あとから調べて分かったが、枝の粉砕機を無料で貸してくれる自治体は、意外と多い。ごみの減量に取り組んでいる市町村がやっている。

探し方は簡単で、「剪定枝 シュレッダー 貸し出し +お住まいの市町村名」で検索すると出てくる。うちの市は無料だった。

ただし、借りてみて分かった注意点がある。

  • 貸出期間が短い。土日をまたげるかどうかで難易度が変わる
  • 爆音が出る。朝イチも夜もだめなので、動かせる時間帯が限られる
  • 結局、返却期限・使える時間帯・自分の予定の三つ巴で日程を組むことになる

逆に言うと、この3つさえ押さえれば、あとは快適そのものである。棘のあるボケの枝も、機械には関係なかった。


チップは捨てずに、株元へ

粉砕したチップは、そのまま木の根元にばらまいている。土の表面を覆うと、水の蒸発が減って保湿になり、真夏の地温上昇もやわらぐ。そのうち分解されて土に還る。

つまりごみ袋もゼロ、買うマルチ材もゼロ。この使い道に気づいてから、夏にもう一度借りた。真夏の水切れでブルーベリーの葉が赤茶けてきたときの対策としてである。(→ 粉砕、癖になる。)


「調子に乗ると庭がハゲる」は、本当だった

この記事の最後に、あともう少しでハゲ庭を作るところだったと書いた。あれは冗談ではなかった。

勢いのまま庭を大胆に刈り込んでいったとき、10年以上育てているスターフルーツの前で手が止まった。去年の雪で葉が全部落ちていて、どうせ枯れていると思っていた木だ。それでも切りきれずに、中途半端なまま離れた。

後日、新芽が出ていた。優柔不断に助けられた。(→ あやうくシュレッダーの餌食になるところだった。)

さらに言うと、このとき切ったボケの枝そのものが、切らなくていい枝だった。赤い花をつける枝をひこばえだと疑って切ったのだが、あれは咲き分けという現象で、同じ株から赤とピンクが咲くだけだった。(→ バイカラーが、好きらしい。)

道具が良くなると、切る手は速くなる。判断のほうは、速くならない。


やったこと ボケほか庭木の剪定 → 自治体から借りたガーデンシュレッダーでチップ化 → 株元にマルチ
借り方 「剪定枝 シュレッダー 貸し出し +市町村名」で検索。うちの市は無料
注意 貸出期間が短い/爆音で時間帯が限られる。返却期限・時間帯・予定の三つ巴で日程を組む
メモ チップは株元へ。保湿・地温上昇の緩和・土に還る・ごみ袋ゼロ。ただし切りすぎ注意=枯れたと思った木に新芽が出たり、切った枝が咲き分けだったりする

今日も角砂糖ひとカケ🧊
道具を変えると、嫌いだったことが好きになる。
調子に乗ると、庭がハゲる。