剪定するのは好きだ。
バッサリ切る。
すっきりする。
ちょっと冒険したヘアカットみたいな、あの感じ。
問題は、そのあと。
切った枝が、そこにある。
ゴミ袋に入れようとすると、袋がズタズタになる。
細かく切り刻もうとすると、今度は手が死ぬ。
特にボケの枝。
あいつの棘は本気だ。
「剪定したいなら覚悟しろ」くらいの圧がある。
結局いつも、後処理で達成感が半減する。
マルチ作戦に切り替えた時期もあった。
細かく刻んで、根元にばらまく。
土に還るし、保湿にもなる。理にかなってる。
ただ、「細かく刻む」が普通に重労働だった。
そこで知った、ガーデンシュレッダーというもの。
枝をぶち込むと、チップにしてくれる機械。
これは便利そう、と思ったら、
サイズもお値段も、わたしには優しくなかった。
調べてみると、自治体によっては貸し出しをやっているらしい。
へえ、と思って探したら、あった。
ただ、借りてみてわかったことがある。
貸し出し期間は、思ったより短い。
そして、爆音が出る。
機械を動かせる時間帯というものが、
近隣への配慮を考えると、けっこう限られる。
朝イチはだめ。夜もだめ。
返却期限と、使える時間帯と、自分のスケジュール。
三つ巴で日程を組む羽目になった。
これはこれで、ちょっとした死闘だった。
借りてきたのがこれ。

KYOCERAの、キャスター付きの本格的なやつ。

ぶち込む。
チップになる。

これが、あの枝の山。
ボケの枝の棘も、シュレッダーには関係なかった。
快適すぎて、ちょっと笑った。
チップはそのまま根元にばらまいた。
保湿になるし、土に還る。
去年まで手で刻んでたのが、なんだったんかという気持ち。
そして気づいたら、
もっと枝を切りたくなっていた。
シュレッダーが楽しすぎて、
おかわりしたくなる。
危なかった。
あともう少しで、ハゲ庭を作るところだった。
自治体のシュレッダーを借りるときのコツ
あとから調べて分かったが、枝の粉砕機を無料で貸してくれる自治体は、意外と多い。ごみの減量に取り組んでいる市町村がやっている。
探し方は簡単で、「剪定枝 シュレッダー 貸し出し +お住まいの市町村名」で検索すると出てくる。うちの市は無料だった。
ただし、借りてみて分かった注意点がある。
- 貸出期間が短い。土日をまたげるかどうかで難易度が変わる
- 爆音が出る。朝イチも夜もだめなので、動かせる時間帯が限られる
- 結局、返却期限・使える時間帯・自分の予定の三つ巴で日程を組むことになる
逆に言うと、この3つさえ押さえれば、あとは快適そのものである。棘のあるボケの枝も、機械には関係なかった。
チップは捨てずに、株元へ
粉砕したチップは、そのまま木の根元にばらまいている。土の表面を覆うと、水の蒸発が減って保湿になり、真夏の地温上昇もやわらぐ。そのうち分解されて土に還る。
つまりごみ袋もゼロ、買うマルチ材もゼロ。この使い道に気づいてから、夏にもう一度借りた。真夏の水切れでブルーベリーの葉が赤茶けてきたときの対策としてである。(→ 粉砕、癖になる。)
「調子に乗ると庭がハゲる」は、本当だった
この記事の最後に、あともう少しでハゲ庭を作るところだったと書いた。あれは冗談ではなかった。
勢いのまま庭を大胆に刈り込んでいったとき、10年以上育てているスターフルーツの前で手が止まった。去年の雪で葉が全部落ちていて、どうせ枯れていると思っていた木だ。それでも切りきれずに、中途半端なまま離れた。
後日、新芽が出ていた。優柔不断に助けられた。(→ あやうくシュレッダーの餌食になるところだった。)
さらに言うと、このとき切ったボケの枝そのものが、切らなくていい枝だった。赤い花をつける枝をひこばえだと疑って切ったのだが、あれは咲き分けという現象で、同じ株から赤とピンクが咲くだけだった。(→ バイカラーが、好きらしい。)
道具が良くなると、切る手は速くなる。判断のほうは、速くならない。
| やったこと | ボケほか庭木の剪定 → 自治体から借りたガーデンシュレッダーでチップ化 → 株元にマルチ |
| 借り方 | 「剪定枝 シュレッダー 貸し出し +市町村名」で検索。うちの市は無料 |
| 注意 | 貸出期間が短い/爆音で時間帯が限られる。返却期限・時間帯・予定の三つ巴で日程を組む |
| メモ | チップは株元へ。保湿・地温上昇の緩和・土に還る・ごみ袋ゼロ。ただし切りすぎ注意=枯れたと思った木に新芽が出たり、切った枝が咲き分けだったりする |
今日も角砂糖ひとカケ🧊
道具を変えると、嫌いだったことが好きになる。
調子に乗ると、庭がハゲる。