二株だった。

春に日向土のプランターに植えた紫蘇が、こうなった。上から見ると、もう地面が見えない。

しかも、これだけ穫ってもまだ余裕がありそうな顔をしている。
採り方が変わった
最初のころは、必要なぶんだけ一枚ずつ摘んでいた。薬味に二枚、そうめんに三枚、という具合に。
それがいつのまにか、枝ごといくようになった。

ざっくり刈りながら、ふと思った。これ、逆に脇芽が増えるんじゃないか。
その読みは、当たっていた
調べたら、まさにそういう仕組みだった。
紫蘇は先端の芽を摘むと、その下から脇芽が次々に出てくる。株が横に広がり、結果として収穫量が増える。これを摘芯(てきしん)という。適期は草丈25〜30cmくらい。
つまり、面倒だから枝ごと刈っていた行為は、結果的に正しい世話だったことになる。
ついでに、長く穫るためのコツも出てきた。
- 花穂が出たらすぐ摘む。 咲かせると栄養が種づくりに回って、葉が硬くなる
- 秋になったら、その穂を実紫蘇として収穫できる。佃煮や塩漬けに
——これ、昨日のバジルとまったく同じ話である。先端を切れば増える。花を咲かせたら終わる。それもそのはずで、紫蘇もバジルも、同じシソ科だった。道理でやることが変わらないわけだ。
問題は、そこではなかった
育て方は分かった。増やし方も分かった。
しかし、いま直面しているのはそこではない。
消費が、追いつかない。
薬味は所詮、薬味である。そうめんに乗せ、冷奴に乗せ、刻んで混ぜても、一日に使うのはせいぜい数枚。片や向こうは、刈っても刈っても生えてくる。
重宝する、とは言った。言ったけれども。
そこで、しそチップス
葉を「薬味」ではなく「主役」として消費する方法はないか、と考えて、チップスに挑戦した。

作り方は、拍子抜けするほど簡単だった。
- 洗って、水気をしっかり拭く(ここが肝心。濡れているとパリッとならない)
- 皿に重ならないよう並べる
- ごま油を薄く塗る。さっと浸す程度でいい
- 電子レンジ600Wで3分ほど。足りなければ数十秒ずつ追加
- 塩をぱらり。好みで白ごまも

それだけ。油で揚げなくていい。
ひとつ注意があるとすれば、とにかく縮むこと。写真を見比べてもらうと分かるが、並べたときの半分くらいになる。作るなら気持ち多めに。
あれだけ持て余していた葉が、皿の上でみるみる小さくなっていくのは、見ていてちょっと痛快でもある。縮んだぶんカロリーも減っている気がしてくるが、ごま油を塗っているので、むしろ増えている。
結果、一瞬で消えた
これで消費問題も解決だ——と思っていたのだが、想定外のことが起きた。
思いのほか好評で、全部なくなった。
消費のために作ったものが、消費される側の速度を上回ってしまった。もっと刈らないと追いつかない。
刈れば、また脇芽が出る。
そういう仕組みだったな、と、いま思い出したところである。
| 作業 | 枝ごと収穫(結果的に摘芯)+しそチップス |
| 植えたもの | 青紫蘇(大葉)・二株/日向土主体のプランター |
| 時期 | 2026年8月上旬 |
| メモ | 先端を摘むと脇芽が増えて収量が上がる(適期は草丈25〜30cm)。花穂は出たらすぐ摘む=葉が硬くなるのを防ぐ。秋は穂を実紫蘇に。チップスは水気を拭く→ごま油→600Wで3分、縮むので多めに |
今日も角砂糖ひとカケ🧊
増やすより、減らすほうが難しい。