朝の水やりは、だいたい半分寝ている。
目はしょぼしょぼ、頭はまだ布団の中にいる。水を持って、ふらふらと鉢の前を順番に回る。水をやっているというより、水が出ていくのを見送っている感じである。
ハイビスカスの前まで来たとき、つぼみに何かいた。

黄色い。脚を横に広げて、つぼみにぴったり張りついている。
その瞬間、目が覚めた。頭のほうも、一気に布団から出てきた。
ちょうど子どもたちが、プレステで鬼武者をやっているところだった。見せたら、幻魔として出てきそう、と家族でひとしきり沸いた。言われてみると、画面の奥からこっちを見ていそうな顔をしている。
待ち伏せ型
調べたら、カニグモの仲間らしい。巣を張らずに、花やつぼみの上でじっとして、寄ってきた虫を捕まえるクモだそうだ。脚を横に広げているのは、カニのかまえ。
秋に花の上で見かける白や黄色のものは、アズチグモという種類が多いらしい。漢字で書くと、安土蜘蛛。名前の由来ははっきりしないそうだけれど、安土と聞くと、どうしても戦国のお城が浮かぶ。鬼武者の世界に出てきても、たぶん違和感がない。
ハイビスカスの客
前にハイビスカスで見つけたアカホシカメムシは、モンスターボールを投げたくなる顔をしていた。(→モンスターボール、投げたくなる。)
うちのハイビスカスには、ゲームから出てきたような客ばかり来る。
つぼみは、まだ固い。咲いたら、花のほうへ引っ越すのだろうか。
今日も角砂糖ひとカケ🧊
目覚め、一閃。