🌱庭のつづり

蟠桃と、春のちょっとしたやらかし

蟠桃(ばんとう)が気になって、ネットでポチった。

桃源郷にあったらしい、
ちょっとUFOみたいな形の桃。

ふるさと納税で初めて食べて、
そのまま種を植えたのがはじまり。


千年蟠桃にするか、八重咲蟠桃にするか。
わりと真剣に迷って、味優先で千年蟠桃を選んだ。

──ここまでは理性的。

実は一度、蟠桃を種から育てたことがある。

ひとつだけ発芽して、うれしくなって鉢上げして、
調子に乗って液肥をあげて枯らした。

今思えば、ちょっと浮かれてた。

だから今回は、ちゃんと苗でいこうと思った。


ただ、問題はそこから。

「あとちょっとで送料無料です」

この一文にやられて、
ザクロとキンモクセイも一緒にポチった。

──この時点で、だいぶ怪しい。


その数日後。

なんとなく寄った園芸店で、
見つけてしまった。

八重咲蟠桃。

さっきまで悩んでたもう一方が、
普通にそこにいる。

で、まあ、買うよね。


見つけてしまった八重咲蟠桃

そして帰宅後。

宅配便が届く。

そう、さっきの“送料無料のための判断”が、
まとめて現実になる。

千年蟠桃、ザクロ、キンモクセイ。


届いた千年蟠桃

結果。

千年蟠桃と八重咲蟠桃、両方そろった。

計画通りではないけど、
まあ、悪くない。

……そしてまだ、届いていない苗もある。


あの4本の、4か月後

その「まだ届いていない苗」は、この日の夜に届いた。鉢上げも挿し木も終えて、やることやったな、とひと息ついたところにインターホンが鳴った。(その夜の話はこちら

で、あれから4か月。
高くついたほうが、どうなったか。

ザクロ(スイートハニー)は、地植えになった。
そして今年の夏、株元から出てきた葉を「ひこばえだ」と疑って、切りかけた。ザクロの葉は細長くてつやがあるのに、出ていたのは幅があって縁がギザギザ。よく見たらヤブガラシだった。──学習していない。(見た目で判断すると、だいたい間違える

紅花キンモクセイ(フレグランスレッド)のほうは、もっと妙なことになった。

ついで、ではなかったらしい

この記事には「送料無料につられてポチった」と書いた。半分は本当だ。
でも、あとから自分で書いた別の記事を読み返して、気がついた。

うちのキンモクセイは、十五年、一度も咲いていない。
その対策として買ったのが、このフレグランスレッドだった。咲かないキンモクセイの対策に、別のキンモクセイを買う。理屈になっていないが、そういう気分の日もある。(咲かない庭。

カートに滑り込ませた1本には、十五年ぶんの言い分があったらしい。
自分では「ついで」のつもりだった。書いてみるまで、本人が気づいていなかった。

液肥で枯らした、という話

上に一行だけ書いた「調子に乗って液肥をあげて枯らした」を、もう少しちゃんと書いておく。

種から芽が出ると、うれしい。うれしいと、何かしてやりたくなる。
その”何か”が、だいたい早い。

発芽したては、まだ根が張っていない。そこに肥料を足すと、根のほうが負けるらしい。正解は「何もしない」だったのに、こちらは何かしたくてたまらない。
それで、たった一本の芽を落とした。

同じつまずき方を、マンゴーでもやっている(夏のたよりは、マンゴー。)。
うちの負けパターンは、たぶんこれだ。発芽した瞬間に浮かれる。

だから今回は苗にした。苗は、もう浮かれる余地がない。

土は、3種類でまわしている

ちなみに、この4本を鉢に上げたときの土は3種類しか使っていない。
鹿沼土5:ピートモス3:バーミキュライト2。植物ごとに調べ始めると配合比がキリなく出てくるので、途中でやめて全部これにした。いまのところ困っていない。(土の話はこちら

買ったもの千年蟠桃(ネット・味で選んだ)/八重咲蟠桃(数日後に園芸店で)/ザクロ スイートハニー/紅花キンモクセイ フレグランスレッド
きっかけふるさと納税で蟠桃を食べて、種を植えたのが最初。1本だけ発芽したが、鉢上げ後に液肥をやって枯らした
その後ザクロは地植えになり、株元のヤブガラシをひこばえと間違えかけた/キンモクセイは十五年咲かない木の後継として庭へ
メモ実生の苗に液肥は早い。発芽直後は根が張っていないので、何もしないのが正解。うちの負けパターンは「発芽した瞬間に浮かれる」。土は鹿沼土5:ピートモス3:バーミキュライト2の一種類で通している

今日も角砂糖ひとカケ🧊
送料無料は、だいたい高くつく。
高くついたほうが、よく働く。