神社の境内に、「ご自由にお取りください」と書かれた箱があった。
中身は彼岸花の球根だった。山盛りだった。

とりあえず1割ほど持ち帰って、庭の隙間という隙間に植えた。何種類か混ざっていたらしく、赤・白・黄色っぽいものと、バラバラだった。
彼岸花は、咲くまで本当に気づかない。葉が出て、葉が枯れて、それだけで1年目が終わった。植えたことを半分忘れていた頃に、ひょっこり花茎が伸びてきた。

最初に咲いたのは白だった。1本だけ、ぽつんと。なんとなく孤高な感じがした。
2年目、赤と白が並んで咲いた。

黄色っぽいのも咲いた。調べたら、黄色の彼岸花は「ショウキズイセン」というらしい。花言葉は「深い思いやり」。神社の人が植えていたものだから、なんかそれっぽい気がした。

球根はまだ庭のあちこちにある。来年は何が咲くか、また忘れた頃に教えてくれるはずだ。
今日も角砂糖ひとカケ🧊
神社のもらいもの、2年越し。