彼岸花の球根を植えたら?開花時期・花言葉・毒と色の意味|2年目に紅白が咲いた話

紅白で並んで咲いた彼岸花(赤と白の曼珠沙華) 🌱庭のつづり

彼岸花の球根を植えたらどうなる?

その日はなんとなく散歩したい気分で、少し遠回り。
普段は通らない神社を横切ったら、境内の片隅に「ご自由にお取りください」と書かれた大量の彼岸花の球根が置かれていた。

神社でもらった大量の彼岸花の球根

山盛りの球根から1割ほど持ち帰り、庭の隙間という隙間、穴という穴に植えまくった。


彼岸花はいつ咲く?開花まで気づけない理由

彼岸花って、咲くまで本当に気づけない。
つぼみを見た記憶もないのに、ある日いきなり「はいどうも」と現れる。

だからつい思ってしまう。
気配を消して、急に現れるあの感じ。まるでアサシン。
気づいた時にはもう任務完了――残機ひとつ減った気がする。


1年目の彼岸花は咲かない?わが家は二頭身(笑)

迎えた初めての秋。
庭を見回したら――咲いていたのはたった一輪。

2頭身のような白い彼岸花(孤高の一輪)

「うーん、なんだか、2頭身(笑)」
あれだけ植えたのにこれだけ?と苦笑い。
孤高のアサシン、ちょっと頼りない。


2年目の彼岸花は増える?紅白そろって開花

そして今年。
気づいたら赤と白の彼岸花が並んでいた。

紅白で並んで咲いた彼岸花(赤と白の曼珠沙華)

去年はひとりぼっち。
今年は紅白コンビのくのいち。
じわじわと暗殺部隊が結成されつつある。


彼岸花の毒と花言葉|赤・白・黄の意味

しかもただのきれいな花じゃない。
球根には「リコリン」という毒があって、昔はモグラ避けに田んぼや墓地へ植えられていた。
ひっそり毒を忍ばせて周囲を守る――やっぱり忍びの暗器っぽい。

花言葉も色ごとに異なる。

  • 赤:情熱・再会
  • 白:また会う日を楽しみに
  • 黄:深い思いやり
淡い黄色の彼岸花(花言葉は深い思いやり)

さらにオレンジやピンクなどの園芸品種もあり、庭に潜む忍び衆、隊服だけはやたら華やか――だからこそ余計に毒々しい。


彼岸花は植えっぱなしで毎年咲く?

彼岸花は「植えっぱなしでも毎年咲く」丈夫さも魅力。
普段は姿を消して潜伏し、秋のほんの一瞬だけ現れて任務を遂行する。
その潔さもまた、この花の美しさだと思う。


季節ごとの花を楽しむ園芸の醍醐味

園芸には、通年楽しめる常緑のよさもあれば、紅葉や桜、そして今回の彼岸花のように、季節ごとに現れて去っていく儚さを味わう楽しみもある。
花や葉の変化を通して季節を感じることこそ、庭の醍醐味かもしれない。


今日のひとカケ🧊

任務を終えたら、すぐに姿を消す。
その儚さこそ、彼岸花を愛でたくなる理由かもしれない。

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