咲いた。白いのが。

前に、タケノコみたいに伸びると書いた芽である。(→昨日は、いなかった。)あれが九月八日の朝で、咲いているのに気づいたのが十四日。六日だった。
それにしても、伸び方が急である。芽が出たと思ったら、もうつぼみになっていた。

つぼみの先は、ほんのりピンクだった。
咲きたての顔色
咲いたら、クリーム色だった。花びらのふちが、うっすら赤い。
ラベルの写真は、真っ白である。
調べたら、白い彼岸花は、つぼみのうちはピンクがかっていて、咲きはじめはクリーム色、そこからだんだん白くなっていくらしい。赤い彼岸花と、黄色いショウキズイセンが自然に混ざってできた花と考えられているそうで、どうりで、ちょっと黄色くて、ちょっと赤い。
ラベルの真っ白は、たぶん何日かあとの顔である。いまは、咲きたての顔色ということにしておく。
ほかの5つは、だんまり

植えたのは6鉢。咲いたのは、白だけだった。
赤も、黄色も、ピンクも、オレンジも、だんまりである。
ピンクのスクアミゲラと、オレンジのサンギネアは、本当は夏に咲く花らしい。植えたのが八月のアタマだったから、今年は出番に間に合わなかったのかもしれない。
と思っていたら、近所の鉢で、オレンジの彼岸花が顔を出していた。種類がちがうのかもしれない。うちのは、だんまり。
青は、葉っぱ

いちばん楽しみにしていた青は、花より先に葉っぱが出てきた。
「青い彼岸花」と呼ばれることのある、スプレンゲリーである。知らずに買っていた話は、前に書いた。(→ここに、いたのか。)鬼が何百年も探して、見つけられなかった花の名前だ。
リコリスは、植えた年は咲かないことがあるらしい。花の番を飛ばして、いきなり葉っぱの番に入ったようだ。
何百年も見つからなかった花が、植えて一か月で見つかるほうが、たぶんおかしい。
神社の白は、一斉に
鉢だけではなかった。
近所の神社でもらって、庭の隙間という隙間に植えた球根たちも、同じころに一斉に咲いていた。ハイビスカスの横にも、ブロックの角にも、草の中にも。

一年目は、二頭身で咲くのがやっとだった。去年は、赤と白が並んで咲いた。
今年は、白だけ。赤は鉢も庭も、そろってだんまりである。

寝そべったまま咲いているのもいた。茎が倒れても、咲くのはやめなかったらしい。
赤はお彼岸のころが本番らしいので、まだ支度中なのかもしれない。白のほうが先に来るものなのかは、調べてもはっきりしなかった。今年はそういう顔ぶれ、ということにしておく。
知っていても
前に、この花は狙撃手みたいだと書いた。狙われているのを知っていても、たぶん撃たれる、と。
今年は毎日水をやって、毎日見ていた。つぼみも見ていた。来るのは分かっていた。
それでも、咲いているのを見たら、やっぱり撃たれた。
今日も角砂糖ひとカケ🧊
モノトーン、ステルスモード。