最近、ちょこちょこ背中が痒い。
しかも場所が絶妙で、上から手を伸ばしても、下から手を伸ばしても、あと数センチのところで届かない。肩甲骨のあいだの、ちょうど真ん中あたり。
もどかしい。
右手がだめなら左手。上からがだめなら下から。腕をぐるぐる回して、あの手この手で挑んでみるけれど、結果はいつも同じ。指先が、空を切る。
届きそうで届かない、この感じ。人体って、よくできているようで、肝心なところが設計ミスな気がする。目はふたつもあるのに、背中に届く手は一本もないのだ。
それにしても、掻けないとわかった瞬間に、痒みがちょっと強くなるのはなぜだろう。あれは絶対、背中がこちらを試している。
そろそろ観念して、道具に頼るときなのかもしれない。孫の手デビューする日も、近いのでしょうか。
ちなみに調べたら、孫の手の「孫」は孫ではなく、「麻姑(まこ)」という中国の仙女が由来らしい。爪の長い美女の手。孫、関係なかった。
デビューする前から、ひとつ賢くなってしまった。
今日も角砂糖ひとカケ🧊
孫より先に、孫の手が来る。