ワンコのベッドが、ズタズタになった。
長らく愛用していた、星柄のベッド。かじって、掘って、こねくり回した末に、とうとう中身が出た。

まあ、ちょうどいい。暑くなってきた時期だし、これを機に夏仕様へ。ひんやり素材の、涼しげなベッドに新調した。
初日は気に入ったように見えた。すっぽり収まって、気持ちよさそうに寝ていた。よかったよかった、これで夏を越せるね。

翌朝。ん?綿?
床に、白いかたまりがひとつ落ちていた。まあ、そういうこともある。深く考えず、仕事に出た。
帰ってきたら、銀世界だった。

真夏に、雪が積もっていた。買ったばかりのひんやりベッドの中身が、部屋いちめんに解き放たれている。ゲレンデが溶けるほど、恋してくれたらしい。
犯人は現場で、舌なめずりをしていた。反省の色は、雪より白い。
エネルギーを外に放出しないと家具がやられると、前に書いた。今回やられたのは、よりによって本人のベッド、しかも2連続である。ぬいぐるみが秒で破壊されるあるあるは聞いていたけれど、ベッドも例外ではないらしい。快適に寝る場所より、いまここにある綿。生き方がぶれない。
真夏の雪かきを終えて、ひんやりベッドは一晩で引退が決まった。次は、丈夫さで選ぶ。たぶんそれも、いつか雪になる。
この話、曲にもなりました。🎵 Silver Summer(Spotifyで聴く)
今日も角砂糖ひとカケ🧊
真夏の雪かきは、汗だくでした。