うちには強力なアラームがある。スヌーズ不要。
鳴き声と、ケージのガッシャンガッシャン。
出してあげたら、熱烈な顔ペロをいただいた。
ハーネスをつけようとしたら興奮しすぎて体がぐるぐる回る。散歩に行こう。このエネルギーを外に放出しないと、たぶん家具がやられる。
玄関を出た。
伏せた。

どこの訓練兵かと思うほど、完璧な伏せだった。家の中ではめったに従わないのに。上目遣いで魅せてくるなあ。ニンマリしていたら、15分経った。
気を取り直して道路に出た。
また伏せた。15分経った。

まどろみながら、チラッとこちらを見た。「何か?問題でも?」という顔。
問題ありません。モーマンタイでございます。
昔よく見ていた動物番組で、ガラパゴスのウミイグアナが岸壁でじっとしているシーンがあった。変温動物は日光浴で体温を上げる必要があるらしい。あなたは哺乳類なんですけど。
で、なんで伏せるのか
ニヤニヤしながら30分潰したあとで、いちおう調べてみた。真面目な理由もあるらしい。
ひとつは、暑さ。ボストンテリアは鼻が短い「短頭種」で、犬のなかでも体温を逃がすのが苦手な部類にいる。犬は汗をかけないので、口で速い呼吸をして熱を逃がすのだけれど、鼻から喉までの通り道が短いぶん、その効率が落ちる。
そしてもうひとつ。犬の顔は、地面から30センチくらいのところにある。こちらが涼しいと思っている朝でも、アスファルトの照り返しの中を歩かされている。伏せて動かないのは、単に「ここから先は暑いです」という意思表示だったのかもしれない。
路面が熱いかどうかは、手の甲を5秒ほど当ててみると分かるらしい。5秒我慢できないなら、肉球には無理だ。次からやってみようと思う。
もっとも、伏せた場所は日陰の草の上で、本人はまどろんでいた。暑さで参っているというより、居心地がよかっただけの気もする。散歩を嫌がっているのではなく、「ここにもう少しいたい」のほうだったのだろう。
どちらにしても、こちらにできることは同じで、待つ。
結局、30分で終了した
30分かけて、家の周りを一周した。もう一周するか?それとも公園かな?と思ったら、玄関へ一直線。もう終了?その様です。
帰ってケージに入るなり、水をガブガブ飲んだ。それからお皿をぺろぺろし始めた。ご飯をあげたら、ぺろりと食べた。

だいぶ振り回されたけど、癒されたのはこちらかもしれない。
光合成にも、カロリーは使うらしい。
この話、曲にもなりました。🎵 スヌーズ不要。(Spotifyで聴く)
🐾 この犬の暑さ対策の話は、換毛期、終わらない。にも。朝のアラームがそのまま常連客になる話はマスター、いつもの。です。
今日も角砂糖ひとカケ🧊
光合成により、わたしの幸福摂取量、オーバードーズ。