草を刈るとき、邪魔な鉢をどかした(とれ太プレミアムが大活躍の季節)。持ち上げた瞬間、ぶちぶち、って聞こえた。

底を見たら、根が出ていた。

スリット鉢を地面に直置きしていたら根が一体化する、とは知っていた。でも実際に音で気づくとは思っていなかった。
そもそもスリット鉢は、地面に置く前提じゃない
スリット鉢というのは、側面の切れ込みから空気を入れて、伸びてきた根の先を乾かして止める鉢だ。根が鉢の内側をぐるぐる回る「根詰まり」が起きにくくなるので、植え替えのときにありがたい。
ただしそれは、スリットの先が空気ならの話で。地面に直置きすると、スリットの先は土である。止まる理由がないので、根はそのまま出ていって地面に潜る。
だから、ぶちぶち。あれは地面に下ろした根を、無理やり引きはがした音だった。持ち上げるまで、まったく気づいていない。
照り返しで根が傷むのも嫌だし、これは対策が要る。とりあえず100均へ行った。
ジョイントタイルを敷いてみた
ひとつめはジョイントタイル。地面に敷いて、その上に鉢を置く。直置きよりずっとマシだし、見た目も少し整う。200円だった。



置き場問題は今に始まった話ではない。→苗は増える。場所は増えない。
室外機の上にキッチンスタンドを置いてみた
ふたつめはたためるキッチンスタンド。室外機の上に置いたら、鉢がちょうど収まった。シンデレラフィットとまではいかないけど、悪くない。



こっちは地面から完全に離れているので、根に逃げ場がない。風も通る。夏の室外機の熱気はちょっと気になるところだけれど、少なくとも潜られることはない。
で、タイルは負けた
ここまで書いておいてなんだけど、先に結論を言うと、タイルは負けた。
置いてからひと月も経たないうちに、タイルの隙間から根が出ていた(→名が体を表す。)。
考えてみれば当然で、ジョイントタイルはパズルみたいに組んで敷くものだから、必ず継ぎ目がある。根にしてみれば、そこは通り道である。ふさいだつもりが、細い隙間をちゃんと見つけていた。
根は、隙間があれば通る。横に広げるより、高さで逃げた室外機スタンドのほうが、理屈としては正しかったことになる。
結局、蟠桃もザクロも地植えにした。置き場の問題は、置き場を工夫しても解決しなかった。植えるしかなかったのである。
それでも200円は、無駄ではない
とはいえ、タイルが役立たずだったかというと、そうでもない。
地面と鉢のあいだに空気の層ができるので、照り返しはやわらぐし、鉢底のじめじめも減る。根が出るまでの時間も、直置きよりは稼げているはずだ。「防ぐ」ではなく「遅らせる」ものだと思えば、200円ぶんの働きはしている。
あと、単純に見た目が整う。泥はねも減る。これが地味に嬉しい。
どちらもダイソーで見つけた、ちょっとした工夫。鉢植え沼にいるなら、わりと使えると思う。負けはしたけど。
今日も角砂糖ひとカケ🧊
見えてないところの、成長は早い。