むかし、アパートのベランダで紫蘇とミニトマトとししとうを育てていた時期がある。
永田農法というやり方がある。土に栄養を入れない。ボラ土のような、ほぼ石ころに近い無機質な素材を使って、水も肥料もギリギリまで絞る。その代わりに薄めた液肥を水やり代わりに定期的に与える。根は水と養分を求めて深く張り、植物はストレスをかけられた分だけ味が濃くなる、という考え方だ。
スパルタだけど、理屈は好きだった。ベランダの小さなプランターでそれをやっていた。
しばらく遠ざかっていたけど、今年また紫蘇をやってみようと思った。

引き出しに種があった。大葉青しそ。袋の裏を見たら、期限が26年2月と書いてある。今は5月だ。
まあ、いけるでしょ。
ボラ土とピートモスを混ぜて、苦土石灰をまいた。本当は2〜4週間待つものらしい。ズボラ、自分、蒔いた。

種を蒔いた翌日、強風が来た。光好きな種だから土は被せていない。吹き飛んだか?でも期限切れてるしな、発芽率低いだろうな、表記上はもっと遅く発芽することもあるしな。1週間待った。
発芽していない。
そう思いながら園芸店に寄ったら、紫蘇の苗が100円しなかった。ネギも同じくらいだった。
買うよね、自分なら、買うよね、なあ脊髄。
根鉢をほぐして、ポットの土は全部落として、根も短く切った。スパルタ植え付け。プランターにはまだ種が眠っているかもしれないけど、とりあえず苗を植えた。生えてきたら考える。
ネギは地植えにした。


植える前日、ポットについていた立派な葉を摘んだ。翌日まで待ったら虫に食われると癪なので。ネギも半分収穫して、その夜、蕎麦と素麺で食べた。
育てる前から、食べている。
今日も角砂糖ひとカケ🧊
やらなくなる前に、やる。

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