冬に枯れたと思っていた株が、二年ぶりに咲いた。
パープルレインボーという名前のハイビスカスである。名前のとおり、紫と桃色とクリームが混ざったような花が咲く。
春に、株元から出ていた
うちのハイビスカスは、毎年冬に地上部が枯れる。古参のオレンジは経験でわかっていて、枯れても株元から出てくる。(→折れても根は腐らない)
問題は、派手で珍しい品種ほど冬に死ぬということ。パープルレインボーとデニムブルーは、その年に消えたと思っていた。
それが春に、株元から小さな新芽を出した。(→冬が終わった庭の、香りと復活と。)
そこからが長かった。葉ばかり作って、いつまでも花芽が来ない。ようやく蕾がついたのが先日である。(→二百九十八円の、シティーボーイ。)
朝、開きかけていた
朝に見たら、開きかけていた。昼には咲いていた。

ほとんど白い。
今年は、この顔色らしい。
二年前は、こうだった

家で初めて咲いたとき。紫がはっきり出ていて、縁が桃色、まんなかがクリーム。名前どおりの花である。
同じ株が、これである。

近づくと、藤色の筋はうっすら残っている。面影はある。
たぶん、毎年ちがう
この花は、条件で色が動くらしい。
まずハイビスカスは一日花で、午後にはもう色が抜けて閉じにかかる。前に撮ったのは十月の朝いちばん、今回は八月の末である。
それに青紫系は涼しいほど色が濃く出るらしい。十月と八月末では、条件が正反対だ。
株そのものも、復活したばかりである。
つまり、次に咲くときはまた別の顔になる。涼しくなってからなら、紫が戻るかもしれない。同じ株でも、毎年ちがう。
庭は、だいたいそういうもの
コムラサキの実も、年によって濃かったり淡かったりする。(→紫と白が、並んでいる。)去年の秋はやけに淡くて、今年は淡めの装いですか、と思ったのを覚えている。
このあいだは、ボケとニオイバンマツリのことを書いた。(→バイカラーが、好きらしい。)同じ木から色のちがう花が咲いたり、咲きながら濃い紫から白へ変わっていったり。
あのとき「バイカラーが、好きらしい」と自分で書いておいてなんだが、要するにちがいを楽しんでいるだけである。
言ってしまえば、春のパンまつりの皿を見て「今年は深めだな」と言っているのと同じだ。
今回も同じである。名前どおりに咲かないことを、おもしろがっている。
色が決まっている花なら、咲いた時点で見終わってしまう。決まっていないから、毎年見にいく理由になる。
今年は、この顔色。
| 育てているもの | ハイビスカス「パープルレインボー」(地植え) |
| 経緯 | 冬に地上部が枯れて消えたと思っていた株が、春に株元から新芽。葉ばかり作る期間が長く、蕾がついたのは夏の終わり |
| 今年の顔 | 朝に開きかけ、昼に開花。紫はほとんど出ず、ほぼ白。近づくと藤色の筋だけ残る |
| メモ | ハイビスカスは一日花。午後には色が抜けて閉じにかかるので、色を見るなら朝。青紫系は涼しいほど濃く出るらしく、真夏は淡くなる。冬に枯れても株元から出てくることがあるので、抜くのは春まで待つ |
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今日も角砂糖ひとカケ🧊
今年は、淡め。