🌱庭のつづり

二百九十八円の、シティーボーイ。

久しぶりにペットショップへ行った。うちのコのひんやりベッドを買うためである。

そのペットショップが、いまはホームセンターの中に入っている。

つまり、園芸コーナーの前を通る。

一株、二百九十八円

寄った。

ハイビスカスが並んでいた。値札を見て、二度見した。

一株、二百九十八円。

この値段で、蕾つきである。買った。二つ。

ホームセンターで買ったハイビスカス「アドニス」と「アドニスイエロー」のポット苗二つ

HibisQs の「NEWロングライフ・シリーズ」。左が「アドニスイエロー」、右が「アドニス」。育種はGRAFF BREEDING。ラベルの裏には、売上の一部がセーブ・ザ・チルドレンを通じて世界の子どもたちの支援活動に使われる、と書いてあった。

ロングライフ、という名前が気になった。ハイビスカスの花は一日でしぼむものが多い。それを二日、三日ともたせる系統がある、という意味らしい。

そういう品種が、二百九十八円で置いてある。

ブルーベリーとハイビスカスは、いくつあっても困らない。

そう思って、レジに向かった。

場所には困ることを、忘れていた

帰ってから思い出した。

苗は増える。場所は増えない。

これは何度も書いている話である。置き場がなくて百均に走ったこともあるし、挿し木が成功しすぎて余った苗の行き先に困ったのは、つい先日のことだ。

それでも買う。学習しない。

結局、塀ぎわに植えた。

地植えしたハイビスカス「アドニス」の苗
塀ぎわに地植えしたハイビスカス「アドニスイエロー」の苗

植えてから、二株のあいだの距離を見て思った。

人口密度的に、この子たちにとってはそうとうな都会である。

シティーボーイとして生きてもらうしかない。ごめん。

先輩たちは、元気にしている

うちのメインのハイビスカスは、今年も咲いている。

オレンジ色の大輪の花を咲かせたハイビスカス

オレンジの大輪。フリルの入った花びらの奥が、赤く沈んでいる。この株は毎年ちゃんと咲く。

そして今年は、冬越しに失敗しかけた株たちが、次々と復活した年でもあった。折れても、葉が落ちても、根さえ生きていれば戻ってくる。

この春には庭じゅうの復活を数えたし、先週にはミセスユミが逆輸入で帰ってきた

ただ、正直に書いておく。

復活はしたが、まだ咲いてはいない。

メイン以外のハイビスカスは、葉を茂らせたところで止まっている。

それでも、蕾はある

パープルレインボー。たしか、そういう名前だったと思う。

蕾をつけたハイビスカス「パープルレインボー」の株

ついに蕾がついた。

復活してから、ここまで長かった。葉ばかり作って、いつまでも花芽が来なかった株である。

こちらはデニムブルー。

波打った葉と蕾をつけたハイビスカス「デニムブルー」

葉が波打っている。こちらもまだ咲いていないが、蕾は上がってきた。

咲く順番を待っているところに、二百九十八円の新入りが二株入ってきたわけである。しかも蕾つきで。

先輩たちの立場がない。

ついでに、今日の庭

バラも咲いていた。

雨粒のついたピンクのバラの花

雨のあとで、花びらに粒が残っている。こちらは何も手をかけていないのに、勝手に咲く。

手をかけた株が咲かず、放っておいた株が咲く。毎年そうだ。

買ったものハイビスカス「アドニス」「アドニスイエロー」(HibisQs ロングライフ・シリーズ)
値段一株二百九十八円(蕾つき)
作業塀ぎわに地植え
うちの状況メイン株は開花中。冬越しから復活した株は葉が茂ったところで、まだ開花していない。パープルレインボーとデニムブルーは蕾までは来た
反省苗は増える。場所は増えない。今回も忘れていた

今日も角砂糖ひとカケ🧊
安いのは苗で、高いのは場所だ。