毎年9月頃、友人からマンゴーが届く。
配送通知の品名に「マンゴー」と書いてあるので、サプライズにはならない。でも箱を開けた瞬間の甘い香りは、毎年ちゃんとうれしい。

食べ終えると、大きな種が残る。捨てるのがなんとなくもったいなくて、発芽させてみることにした。
種を薄皮ごと水に浸けて、数週間。根が出てきた。


土に移したら、芽が出た。双葉が開いた。小さな無人島みたいだった。

調子に乗って庭に地植えした。

マンゴーは熱帯植物なので、九州でも冬は室内に入れた方がいいらしい。でも地植えしてしまった。来春どうなるか、それは来春に考える。
その来春が、2回過ぎた
この記事は「来春どうなるか、それは来春に考える」で終わっている。結果を書いておく。2回試して、2回とも負けた。
1回目=この記事のとおり、発芽したその年に地植えした。冬に枯れた。マンゴーは寒さに弱いのだから、当然だった。
2回目=作戦を変えた。発芽した年は室内で冬を越させ、体力をつけてから翌春に地植えする。夏を越して、秋も越して、いけるかもしれないと思い始めた頃に、雪が降った。葉が全部落ちて、枝はもう戻らなかった。(→ マンゴーループ、抜け出せない。)
九州でも、地植えのマンゴーは越冬できなかった。2回とも、負けたのは発芽ではなく冬だった。
種は、水に浮いたら終わり
3代目は、いま室内の窓辺にいる。「まあ、失敗しても今年の種があるし」と保険のつもりで、次の年に届いたマンゴーの種を開けてみた。
ちっさ。
殻の中にいたのは、糸のような軸の先にちょこんと付いた、豆粒ほどの胚だった。前の年はぷっくりした種から元気に発芽したのに、明らかに中身が育っていない。一応、水に浸けてみた。浮かんだ。沈む気配すらなかった。
調べると、マンゴーの種には胚がほとんど育っていない「しいな」と呼ばれる状態があるらしい。小さくて薄い種は発芽しない。果肉が完熟でおいしいことと、種が育っていることは、別の話だった。(そのときの写真は 種、ちっさ。 に載せている)
つまり、やってみる前に分かる。殻を割って中身が小さい、または水に浮く。このどちらかなら、たぶん芽は出ない。
発芽までは、むずかしくない
負けているのは冬だけで、発芽そのものはあっさりできることも書いておく。
- 食べ終えた種の殻を割って、中身を取り出す(出てくるのは巨大なミジンコみたいな見た目をしている)
- 薄皮ごと水に浸けて、数週間。根が出てくる
- 土に移すと、双葉が開く
うちはこれで2回とも芽を出している。壁は発芽ではなく、そのあとの冬。種から育てるという意味では、蟠桃のときも、挿し木の成績発表のときも、だいたい同じところでつまずいている。
3代目は、まだ室内にいる。地植えに勝てる方法は、まだ見つかっていない。
| 育てたもの | マンゴー(友人から届く宮崎マンゴーの種・実生) |
| やり方 | 殻を割って中身を取り出し、薄皮ごと水に数週間 → 発根 → 土へ |
| 経過 | 地植え2回、2回とも冬に枯れた(1回目=発芽した年に地植え/2回目=室内で1冬越してから地植え・雪でとどめ) |
| メモ | 種は水に浮いたら発芽しない(「しいな」)。完熟でも中身が育っていないことがある。発芽は簡単、冬が壁。3代目は室内で継続中 |
今日も角砂糖ひとカケ🧊
実がなる日は、たぶん来ない。それでもいい。